麻田浩 Asada Hiroshi

麻田浩「備忘録」

創作方法「写真」

2008年10月26日(日)
父はいわゆる写生ということをしない人間でした。
子供であった時分は父や兄とともに写生に出ていたようですが
私が生まれたのちは、体の不調もあったのか写生に出たのは
ごくわずかの時間でした。

そのかわりと言ってはおかしいですが
父は写真をよく参考にしていました。
自分で撮った写真も草、木、水などにジャンル
分けしていました。あと、やはり鳥や昆虫の
図鑑は相当数残されています。
よく覚えているのは、ある大雪の日の朝
カメラを抱えて家を飛び出して写真を
撮りに行く父の姿です。やはり画家としての
血が騒いだのでしょう。

今回の引越しのために父のアトリエの整理をして
いて気付いたのは、画集は数え切れないほど
たくさんあるのに写真集はほとんどないことでした。
写真家への興味は薄かったようです。
しかし、その中でもウージェーヌ・アジェ
(フランス, 1857-1927)
の写真集だけは数冊ありました。
アジェの写真に感ずるところが大きかった
ようです。